熱海・伊豆山の土石流(2021年7月3日)のいま 被害と復旧の公式情報、伊豆山神社への道、そこから始まった創造的復興

こんにちは。伊豆山ラヴです。熱海・伊豆山を、旅する、暮らす、つながる、ための民間のポータルです。熱海市・静岡県・

まず結論

伊豆山の「土砂崩れ」として検索されているのは、2021年7月3日の午前に熱海市伊豆山で起きた土石流のことです。大雨により逢初川(あいぞめがわ)の上流の土地が崩れ、土石流が川沿いの住宅地へ流れ込みました。この災害で28人が亡くなりました。伊豆山地区に出ていた警戒区域は、2023年9月に解除されています(いずれも2026年7月3日の報道より)。

被害・復旧・立ち入りについての正しい情報は、熱海市と静岡県の公式の発表をご覧ください。

→ 熱海市「伊豆山で発生した土石流災害に関する情報」

亡くなられた方々に、心より哀悼の意を表します。被災された皆さまに、お見舞いを申し上げます。

1. 2021年7月3日に起きたこと

  • 2021年7月3日、大雨が続くなか、伊豆山を流れる逢初川の上流で土地が崩れ、土石流が川沿いの住宅地へ流れ下りました。
  • 発生の時刻とされる午前10時28分には、毎年、地区で黙とうがささげられています。
  • この災害で亡くなった方は28人です(2026年7月3日、発生から5年の追悼式の報道より)。
伊豆山の土石流と、その後の年表 2021年7月3日土石流の発生(28人が亡くなる)報道 2022年6月熱海市伊豆山復興基本計画熱海市 2023年参道に音楽の宿が開業/クラウドファンディング(173人・1,000万円以上)で野外ステージtarnar.net・CAMPFIRE 2023年9月伊豆山地区の警戒区域が解除報道 2026年6月20日の時点避難した132世帯227人のうち、29世帯60人が帰還報道 2026年7月3日発生から5年の追悼式報道 出典:熱海市・静岡県の公式ページ、共同通信の配信記事(2026年7月3日)、tarnar.net
2021年7月3日から2026年7月までの年表

2. いまの伊豆山(2026年の時点で確かめられること)

  • 警戒区域:伊豆山地区の警戒区域は、2023年9月に解除されました。
  • 帰還:避難していた132世帯227人のうち、2026年6月20日の時点で戻られたのは29世帯60人です(2026年7月3日の報道より)。復興は、いまも途中です。
  • 川と砂防:逢初川では、国土交通省が新しい砂防堰堤を整え、静岡県が堰堤と下流の川の間の区間で、川岸を守る工事(渓流保全工)を進めています。工事の予定は静岡県のページで公開されています。
    → 静岡県「逢初川砂防事業」
  • まちづくり:熱海市は2022年6月に「熱海市伊豆山復興基本計画」を定め、復興まちづくり計画・復興事業計画とあわせて、市のサイトで公開しています(計画は版を重ねて更新されています)。
    → 熱海市「熱海市伊豆山復興基本計画」

人数・工事の時期は変わります。最新の数字は、市と県の公式の発表でご覧いただけます。

3. 伊豆山神社へお参りする方へ

  • 伊豆山神社は、海辺の走り湯から837段の石段の上にある神社です(くわしくは → 伊豆山神社の階段は837段)。
  • 土石流が流れたのは、逢初川沿いの地区です。伊豆山神社の発表をご覧ください。
  • 被災した地区には、いまも工事の場所や、暮らしている方の家があります。写真を撮るとき、道を歩くときは、工事の案内と地域の方の暮らしに配慮をお願いします。
  • 伊豆山の読み方は「いずさん」です(→ 伊豆山の読み方)。走り湯は見学だけの源泉です(→ 熱海の走り湯)。

4. 災害から始まった、伊豆山の創造的復興(123MODEL)

ここからは、災害のあとに伊豆山で始まった取り組みを、ひとつの例としてご紹介します。被害や復旧の正しい情報は、上の公式の情報(熱海市・静岡県)をご覧ください。

伊豆山では、災害で失われたものを元に戻すだけでなく、新しい夢と挑戦を育てる「創造的復興」の取り組みも始まっています。そのひとつが、伊豆山神社の参道にある音楽の宿 123 MUSIC & RESORTS が掲げる構想「123MODEL(伊豆山モデル)」です。

運営会社の公式サイトには、次のように書かれています。

2021年7月3日、伊豆山で土石流災害を経験しました。失われたものから、新しい夢と挑戦を育てる。その構想が『123MODEL』です。

公式サイトに書かれている主な歩み

  • 2021年:伊豆山土石流災害を経験し、創造的復興に取り組みはじめる
  • 2023年:123 MUSIC & RESORTS を開業
  • 2023年:伊豆山に音楽の野外ステージをつくるクラウドファンディングに挑戦。2023年10月13日〜12月31日の募集で、173人から1,000万円以上(目標3,000,000円の334%)の支援を受け、野外ステージを整備(CAMPFIRE 静岡県まちづくりランキング 2023年 1位)

構想を始めた人の言葉

123MODEL を構想したのは、123 MUSIC & RESORTS を運営する株式会社エートゥーナンバーレコードの代表、たーなー先生(田中直人)です。123MODEL のページで、こう書いています。

「2021年7月3日、私は伊豆山で土石流災害を経験しました。当時、この地域に友人は一人もいませんでした。今では、顔を合わせ、声をかけ合い、ともに活動する多くの仲間がいます。」

出典:tarnar.net「123MODEL — 伊豆山の創造的復興」

構想の5つの柱(公式サイトより)

  • 123 MUSIC & RESORTS:音楽と温泉街の暮らしに滞在する拠点
  • 123 COMMUNITY & CAFEBAR:地元の人と旅人が集まる場所
  • 123 SHRINE & STAY:参道の空き家を宿にする
  • TOUR & EXPERIENCE:伊豆山・初島・箱根・富士山をつなぐ体験
  • EVENT & GASTRONOMY:音楽と、魚・ジビエ・地元の食材

伊豆山では、地域の方と参拝・清掃をする「123★DAY(伊豆山★デー)」も続いています。参道に人が戻り、伊豆山を好きになる人が増えること。それが、この土地の復興を長く支える力になると、伊豆山ラヴは考えています。

復興のかたちは、ひとつではありません。この取り組み(123MODEL)は、宿を営む私たちが、地域の人たちと一緒に、できることから続けている一つの例です。くわしくは、下の 123MODEL のページをご覧ください。

→ 123MODEL(伊豆山の創造的復興)の全文を読む(tarnar.net)
伊豆山の取り組みについての講演のご依頼は → 講演・講話のご依頼(tarnar.net)

よくある質問

Q. 伊豆山の土砂崩れ(土石流)はいつですか?

A. 2021年7月3日の午前です。大雨で逢初川の上流の土地が崩れ、土石流が伊豆山の住宅地へ流れ込みました。

Q. 何人が亡くなりましたか?

A. 28人が亡くなりました(2026年7月3日、発生から5年の追悼式の報道より)。

Q. いまは立ち入れますか?

A. 伊豆山地区の警戒区域は、2023年9月に解除されました。工事の場所などの最新の案内は、熱海市・静岡県の公式の発表をご覧ください。

Q. 伊豆山神社は被害を受けましたか?

A. 伊豆山ラヴでは、伊豆山神社の被害について確かめられる公式の情報を持っていません。伊豆山神社の発表をご覧ください。

Q. 伊豆山の「創造的復興」とは何ですか?

A. 災害で失われたものを元に戻すだけでなく、新しい夢や挑戦が生まれる地域にしていく考え方です。伊豆山では、参道の音楽の宿 123 MUSIC & RESORTS を運営する株式会社エートゥーナンバーレコードが「123MODEL(伊豆山モデル)」という構想を掲げ、2023年にはクラウドファンディングで173人から1,000万円以上の支援を受けて野外ステージを整備しました。

参考にした公式の情報・報道

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